「実家を処分できない…」空き家問題の“落とし穴”と解決策
「実家、解体できないって言われたんだよ…」
これは、先日いただいたお客様から言われた言葉です。
相談者はハイム時代のお客様であるAさん。
90歳を超えたお母様は施設で暮らし、お父様はすでにお亡くなりになっているため、美鈴が丘にあるご実家は、誰も住まないまま3年が経っていました。Aさんご兄弟もそれぞれ家を持っているので、空き家になった実家は悩みのタネだったんです。
空き家管理って結構大変で、ほったらかしにはできないんです。庭の草はボーボーになるし、台風が来れば家の状態も心配。そして、毎年やってくる固定資産税のお知らせ…。
Aさん自身も60代というご年齢もあって、「もう、とてもじゃないけど管理できない」と、ついに実家の処分を決意しました。
ーー業者に言われた衝撃の事実
解体業者に来てもらい、見積りを出してもらおうと家を見てもらったところ、予想してなかったことを言われました。
「このままじゃ解体できません」
「家の解体はできるけど、家の中のモノは別に片付けてくれないとダメだよ」
そう言われてしまったそうです。
そう、家の解体と、家の中のモノの処分は別問題!
家の中はまだ生活していた頃のままなので、多くの家財や荷物がそのままです。
これらを普通に処分しようとすると、運搬費と処分費で、何十万円、ヘタしたら100万円以上かかることもあります。ただでさえ解体費や、そのあとの土地の売却などで頭を悩ませている中、これは大きな負担でした。
「そんなの聞いてない…」とAさんは頭を抱えて、どうしよう…と困っていたAさん。そんなときに私にご相談をいただきました。
ーーこんな解決策が!
ご相談をいただいて、できるだけAさんの負担を軽減できる方法を考え、残置物処分の業者に相談してまわり協力を仰いだところ、格安で請け負ってくれるという業者を発見!さっそくAさんに、
「家の中のモノを運び出す運搬費と作業スタッフの人件費だけでいいという業者がいます!処分費は要りません!」とお伝えしました。
例えば、普通なら100万円かかる金額が、運搬費と人件費の10~20万円だけで済むイメージ。これにはAさんも「本当に!?ぜひお願いします!」と大喜び。肩の荷が下りたように、ホッとした表情が印象的でした。
ーードキっとして「他人事じゃない」と感じたら
こうして、空き家の売却と家財整理がスムーズに進み始めました。でも、捨てるだけじゃない。先日、そのご実家にお邪魔したんですが…本当にたくさんのモノがありました。
食器棚にはぎっしり食器が並んでいて、まるで昨日まで誰かが暮らしていたみたい。写真に撮るのもためらうくらいでした。
「うちの親もそろそろ…」これは他人事ではありません。Aさんのこのお話、実は誰にでも起こりうることです。
「親が施設に入ったら…」「実家が空き家になったら…」そんな時、家の中のモノをどうするか、あまり事前には考えませんよね?
今回のAさんのようにお母様が90歳以上ということは、ご自身は60~70代以上になります。草むしりだって、なかなか若い頃みたいにはできません。もし車の免許を返納していたら、実家に行くのも一苦労です。それに、荒れた空き家はご近所迷惑になることも…。
今回の話を聞いて、もし、ドキッとしたなら、あなたへ親の家のこと、空き家のこと、そして家の中のモノのこと。事前に考えておくこと、準備しておくことをオススメします。
同じようにお悩みの方は、LINEや電話でお気軽にご相談ください。ご相談は無料です。
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