中古戸建て内覧同行
最近本当に運動不足で歩くことから始めよう。と思い立ったが目標の1万歩どころか5000歩がやっとで既に挫折しかけていることでお馴染みの竹内です。
さて、今回は中古住宅の購入を検討されているOさまの同行で中古戸建ての内覧へ行ってきました。
建築材料の高騰、人件費の高騰などで新築の建築費がコロナ前と比べると、
20%から25%くらい上昇しています。35坪前後の大きさで1000万円くらい高くなっている印象です。
こうなってくると新築では予算が合わないので中古を購入してリノベをする方がとても増えてきています。
今回のOさまも年齢が私と同級生の今年50歳となる世代の方なので、これからのローン返済を考えると中古戸建て購入の選択肢しかないと考えられています。
しかし、中古戸建てとなると物件の良し悪しが素人には判断がとても難しくなります。
壁の内部や屋根裏、基礎の内部など傷んでいるところのチェックができない。分からないという方が正解でしょう。
ということで、中古物件探しの依頼をいただき、一緒に物件を見に行くこととなりました。
中古戸建てでも内装をリフォームしてから販売している物件がよくあります。
こうなると、とても綺麗なので見た目で良い物件に見えがちですよね。
しかし、耐久性や耐震性能の判断となると、構造体である木材の劣化や基礎をチェックする必要があります。
そこで、床下収納のフタを開けて基礎の内部をのぞき込みます。
そして、基礎内部の湿気による影響がないか、土台や根太という木のチェックをします。
床の断熱材の状況も見ることができます。
廊下や洗面所など歩いた時に床がフワフワしていないかもチェック項目です。
基礎の割れについては外部からチェックします。
あとは、2階に上がり、天井に雨漏りの跡がないか、天井点検口から屋根裏の断熱材や小屋組みという木のチェックなどを行います。
こうした素人では分からない傷み具合をチェックすることで中古物件の良し悪しが判断できます。
今回の物件は構造体には問題が無く、築年数の割にはとても状態が良い物件でした。あとは近隣の状況や環境を考慮して総合的に判断する材料を揃える必要があります。
中古物件の購入にはぜひプロの目で判断することをお勧めします。
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