変動?固定?住宅ローンを組むなら必ず知っておきたいポイント

住宅建築コーディネーターの竹内です。

今日は「住宅ローン」についてのお話をしたいと思います。

家を購入する際、多くの人が利用する住宅ローン。
その中でも、特に耳にする機会の多いのが「変動金利」「固定金利」です。
この「変動金利」と「固定金利」ですが、返済期間や将来の暮らし方で、どちらを選ぶべきかが変わるということをご存じでしょうか?
金利が安いという理由だけで「変動金利」を選ぶと、後々大変なことになってしまうのです!
今回は、こんな方には「固定金利」or「変動金利」というお話をさせていただきます!
目次

固定金利を選ぶべき人とは?

まず「固定金利」について簡単に触れていきましょう。
固定金利とは、読んで字の如く「金利が固定されている」という商品です。
「変動金利」と比較すると金利は割高になりますが、返済する総額が決まっているという点が大きなメリットです!
固定金利を選ぶべき人の特徴をいくつか挙げていきましょう。

・35年かけてローン完済を目指す人(長期間かけて返済する人)
・今後金利が上がると想定している人
・月々の支払いに余裕がない人


固定と変動の金利差は、いわゆる「保険」と考えるとわかりやすいかもしれません。
金利が上がるかもしれないリスクを回避するために、多少高めの金利を支払うという考え方ですね。
例えばフラット35でローンを組んでしまえば、35年後まで毎月の支払い金額はその場で確定します。
言い換えると、その金額を払いきれれば、ローン完済が可能です!

変動金利を選ぶべき人とは?

「変動金利」についても簡単にご説明していきます。
変動金利とは、毎年4月と10月に金利の見直しが入り、それに応じて支払い金額も変動するという商品です。
固定金利に比べると金利が低いため、魅力的に感じる人も多いでしょう。
変動金利を選ぶべき人の特徴はこちらです。

・10年で完済など、短期での支払い完了を予定している人
・金利が上がれば一括返済できるなど資金に余裕のある人


2023年2月時点では、日本の変動金利はまだかなり安く設定されています。
そのため、金利が上がる前に完済できるという人には変動金利がおすすめですね
上記の特徴をみてもわかる通り、変動金利はある程度資金に余裕のある人が選ぶべきだと言えるでしょう。

また、変動金利には「未払い利息」というシステムもあります。
変動金利は4月と10月に金利の見直しが入るとお伝えしましたが、毎月の支払い金額は5年間は変わりません。
その間に金利が上昇としても、今までの1.25倍までしか月々の支払い金額は増えないのです。
しかし、これは「1.25倍までしか支払わなくても良い」ということではなく、月々の返済で足りなかった分は、最後にまとめて支払わなくてはなりません。
このように、金利によって支払い金額が想定できないのが変動金利のデメリットともいえます。

期間限定の固定金利には注意!

住宅ローンの中には、期間限定での低金利固定を提供しているケースもあります。「3年固定」や「5年固定」といった商品です。

こちらは、設定された期間が終わると、店頭金利からの割引率が下がり、当初よりも高い金利で払い続けなければならないケースがよくあります。

「その期間だけ支払い金額を抑えられれば良い」という人は問題ありませんが、言われるがままに期間限定の固定金利を契約するのは危険ですので、気をつけてくださいね!

日銀が長期金利の利率幅を0.5%に引き上げたことにより、固定金利の住宅ローンも上昇し始めました。

変動金利については短期プライムレートに影響されますので、現在はすぐに上昇することはないと思いますが、政策金利が上昇することになれば変動金利も上昇することになります。

将来のことは誰にも分かりませんが、変動金利が下がる可能性よりも上昇する可能性の方が高いのでよく検討されて住宅ローンの決定をしてください。

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この記事を書いた人

竹内伸夫のアバター 竹内伸夫 グランダクト代表

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