ミャンマー地震でビル倒壊、なぜ?

先週、花見をしてきた竹内です。

すっかり暖かくなって、お酒の美味しい季節になってきました。

季節ごとにそう思っている気もしますが(笑)

さてさて、本日はちょっと皆さんへの情報共有です。

特に職場が高層ビルの人は要注意!
読んでみてください。

つい先日起こったミャンマー地震は記憶に新しいところだと思いますが、そのニュースで1番印象に残ったのって高層ビルが崩壊する映像じゃなかったですか?

あれ、衝撃的でしたよね。

あのビルは震源から1000Km離れたタイで起きたものだったんですが、

「え?1000kmも離れててそんな揺れるの?」って思った人も多いはずです。

少し専門的な話をすると、これは「長周期地振動」という”ゆっくり揺れる”振動が原因と言われています。

この“ゆっくり揺れる”振動がクセ者で…「遠くまで伝わる」という特徴があります。

どのくらい遠くまで伝わるかというと、東北大震災の時には770km離れた大阪の庁舎(55階建て256m)が揺れ幅最大2.7mで、10分間揺れたほどです。

イメージつきにくいかもしれませんが、自分が約3m横に揺られるって考えたら相当こわいですよね…

しかも高いビルであるほど大きくなるので恐怖もひとしお…逆に2階建ての一戸建てはほぼ揺れませんでした。

これが「長周期地振動」

で、話を戻して、今回のミャンマー地震で倒壊したビルは日本の耐震基準と比較すると柱の太さが半分程度しかなかったと言います。

“おから工事”(手抜き工事)なんて呼ばれて、施工した中国の会社はタイ政府からも怒りを買ってます。まぁ当たり前ですが…

安心してほしいのが、日本では高層ビルがこのような長周期地振動で倒壊することはない、ということ。

なぜなら、もともと地震が頻発する日本では、耐震基準や耐震設備に大きな違いがあり、揺れないのではなく逆に大きく揺れることで振動を逃す仕組みがあるため。

ただ、注意してほしいのが、ビルの中では揺れが大きくエレベーターも止まるほど激しく動くため、人間は吹き飛ばされないようにしがみついている必要があるということ。

地震や自然災害は逃れられないものです。
大切な家族を守るためにも必要な知識と対策をもってやっていきましょう!

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この記事を書いた人

竹内伸夫のアバター 竹内伸夫 グランダクト代表

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