【注意喚起】危うく不要な工事を契約するところでした

今日はちょっと真面目な話をさせてください。
先日、読者のSさんからこんなご相談をいただきました。
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ある日、ご実家に屋根工事業者が訪ねてきたそうです。
「近くで屋根工事をしていまして、お宅の屋根瓦が割れているのが見えました。雨漏りの原因になるので点検しますよ。もちろん点検は無料です」

お母様は”無料なら見てもらおうかしら”と、点検をお願いしました。
しばらくして業者が戻ってきて、写真を見せながらこう説明したそうです。
・瓦がズレて隙間ができている
・瓦を取ってみたら、屋根の防水紙が破れている
・棟の漆喰が割れている
「このままだと雨漏りしますよ。後日、お見積りをお持ちしますね」

…どうでしょう。
写真まで見せられたら、普通は「え、うちの屋根そんなことになってるの!?」って不安になりますよね😰
実際、お母様も心配になって、息子さんであるSさんに相談されたそうです。
そして、Sさんが私に連絡をくださいました。

この判断が、本当に大正解でした。

■ 実際に点検してみた結果
私がご実家に伺い、屋根瓦をしっかり点検させていただきました。
結果は…
まったく問題ありませんでした。
というより、築30年の瓦屋根は、ほとんどがこのような状態なんです。
ひとつずつ見ていきますね。

【瓦がズレている】
→ ズレていた部分は、水が入っても構造上まったく問題ない箇所でした。

画像
この屋根は軒の部分なので下に居室はない。
ズレを直してコーキングしても良いが緊急性はない

【防水紙が破れている】
→ 正しくは「ルーフィング」といいます。これは瓦が割れていない限り、破れていても雨漏りには繋がりません。

画像
ルーフィングが破れています。
ここで防水をしているのではなく瓦が侵入を防いでいるので問題ない

【漆喰が割れている】
→ 確かにうっすら割れてはいましたが、雨漏りに発展するレベルではまったくありませんでした。

画像
確かにヒビは入っているが、全く問題ないレベル


つまり、工事の必要はゼロ
もちろん、業者さんにはきっぱりお断りするようお伝えしました👍

■ 実は私、瓦には特に詳しいんです
あまり話したことがなかったのですが、私の実家は屋根工事業者だったんです。
なので瓦のことは子どもの頃から見てきましたし、雨漏りの修理も自分でできます😊
だからこそ、今回のような「不安を煽って契約させる手口」はすぐに見抜けます。

■ みなさんに知っておいてほしいこと
今回のケースで、覚えておいてほしいことが2つあります。

①「近くで工事していて気付いた」は鉄板トーク
これ、昔からある定番の切り口です。
自然な流れに聞こえますが、そもそも他人の家の屋根をわざわざ見上げて、瓦の割れを指摘してくる業者が親切心だけで動いているでしょうか?

②「無料で点検します」の訪問者は、すべて怪しい
無料には必ず理由があります。
点検の先にあるのは、ほぼ確実に「見積り」と「契約」です。
もちろん、すべての訪問業者が悪質というわけではありません。
ただ、こちらから頼んでいないのに向こうから来るという時点で、慎重になって損はないです。

■ 特に気をつけてほしいのは「ご実家」
今回のように、狙われやすいのはご高齢の親御さんです。
・日中1人で家にいることが多い
・専門的な話をされると判断がつかない
・「無料」「今だけ」に弱い
・子どもに心配をかけたくなくて相談しない

こういう状況が重なると、気づいたときには契約後…ということも。
みなさん自身は大丈夫でも、ぜひご実家の親御さんに「無料点検って言われても、その場で決めずに一回連絡してね」と伝えてあげてください🙏
それだけで防げるケースは本当に多いです。

■ 迷ったら、まず相談してください
「これって怪しいのかな?」
「見積りを見たけど、この金額って妥当なの?」
そんなときは、遠慮なくメッセージをください😊
今回のSさんのように、契約前にご相談いただければ、無駄な出費を防げます。
私は不動産のプロであると同時に、家の構造にも詳しい人間です。
みなさんの”損しない判断”のお手伝いができれば嬉しいです👍
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

同じような被害に遭う方が1人でも減るように、こういう情報もまた配信していきます😊

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