雨漏り調査に行くと陶器瓦に塗装してる!

住宅建築コーディネーターの竹内です。

お客様から紹介をいただき、Tさまの雨漏り調査に行ってきました。

当初、Tさまに電話で状況を聞いたところ

「1年前に塗装業者に瓦を塗装してもらったばかりだが、雨漏りが発生している。」

とのこと。瓦に塗装したということはセメント瓦だと確信して現地に行きました。

しかし!!なんと陶器瓦だったのです。

光沢バリバリのテカテカ状態!(笑)

はっきり言いますが、陶器瓦に塗装は必要ありません!

私の実家は瓦工事業者でしたので瓦のことについては人一倍詳しいのです。

セメント瓦(スレート瓦)は材料自体が吸水性が高いので塗装皮膜で守ってあげないと寿命が短くなります。

しかし、陶器瓦は焼き物なので吸水率も低く寿命も長いので塗装する必要はありません。

塗装業者は受注が欲しいので、良いように説明して必要性を訴えたのかもしれませんが、素人なのか?確信犯なのか?分かりませんが不親切な業者です。

Tさまは雨漏りが発生してすぐにこの業者にまずは連絡したそうです。

しかし、雨漏りは瓦をはいでみないと分からないので見積りは出来ない、いくらかかるかは分からない。との返答だったそうです。

それを不信感に思い、弊社に連絡をいただきました。

調査すると、谷の板金に穴が空いていて、そこからの雨漏りだと分かりました。

板金にも塗装しているのでこの時に空いた穴なのか、劣化なのかは分かりませんが、原因がつかめれば工事内容も確定して、見積書も提出できます。

無事に板金交換でき雨漏りは直りました。

知識が無いから業者の言うことを信じてしまうのはしょうがないですが、

少し調べてみるか我々のような中立なアドバイスをしてくれる人に相談するとトラブルは少なくなりますね。

最近はチャットGPTにも聞けますし(笑)

関連記事

TOP